カードカウンティングの基礎理論 ブラックジャック

「ブラックのジャック」には「カードカウンティング」という攻略法が存在します。

使われたカード(残っているカード)を記憶することで、自分に有利にゲームを進めるものです。


以前の記事では、その一例として映画「レインマン」の話をしました。


  以前の記事はこちら >> 攻略法が存在するギャンブルは何?


映画に登場するサヴァン症候群の兄レイモンドは、残っているカード “全て” を記憶することができたのです。




「レインマン」の動画視聴・あらすじ | U-NEXT


しかし、普通の人には「全てのカードの動きを記憶する」などということは不可能です。


そこで、その記憶のしかた(カウントのしかた)に一定のルールを設定し、実践し易くしたものが、「カードカウンティング」と呼ばれる攻略法です。


  単語カード


カードカウンティングでは、カード(の数字)そのものを覚えるのではなく、カードを幾つかのグループに分け、「どのグループが使われたか」「どのグループが残っているか」を一定のルールに則って記憶(カウント)していきます。


 


極端な例をあげると、次のようになります。


 ① 箱の中に10枚のカードが入っている
 ② 5枚が「当たり(たとえば千円貰える)」のカードで、残り5枚が「はずれ(千円払う)」のカード


この場合、10枚 “すべてのカードを自分で引く” と、勝ちも負けもしないことになります。

いわゆる「期待値=0(ゼロ)」の状態です。


しかし、もしも誰かが「はずれ」のカードを1枚引いた後に、自分が残りのカードを全て引くとすると、必ず勝つ(千円貰える)ことになるのです。

逆に、誰かが「あたり」のカードを1枚引いた後に、自分が残りのカードを全て引いた場合は、必ず負ける(千円払う)ことになります。


そして、このときのカウントのしかたとして、「あたり」のカードが出たときには自分に不利になるので、「-1(マイナス1)」とカウントし、「はずれ」のカードが出たときに「+1(プラス1)」とするなどのルールを定めたものが、“カードカウンティング(法)” です。


その「あたりのカード」と「はずれのカード」のグループ分けのしかたと、「+1」「-1」などのカウントのしかたに、カードカウンティングならではの独自の理論があります。




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