攻略法が存在するギャンブルは何?

前回の記事で、パチスロなどの大当たり確率は「独立事象」で、“何回繰り返そうが確率そのものに変化はない” という話をしました。


 前回の記事はこちら >> パチスロの確率と独立事象


すべてのギャンブルがそうなのでしょうか?

運にまかせるしかないのでしょうか?


ここで思い出されるのが、昔に観た「レインマン」という映画のことです。





トム・クルーズとダスティン・ホフマンが演じる兄弟の物語ですが、この映画に登場する兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)は、サヴァン症候群という特殊な能力の持ち主でした。

そして、この2人がラスベガスのカジノで、「ブラックジャック」というギャンブルで大勝ちするエピソードが映画の中にあります。


何故なら、レイモンドはサヴァン症候群の能力によって、使われたカードと残っているカードを全て記憶することができたからです。


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パチスロの大当たりの確率は独立事象でしたが、ブラックジャックの確率は「従属事象」と呼ばれるもので、その前に起こったことが、次に起こることに影響を与えます。


トランプ01


分かりやすい例をあげると、一組のカードでプレイをしていた場合、「A(エース)」4枚が全て出てしまうと、その後は「ブラックジャック」という役自体が、成立しないことになるのです。


このように、このブラックジャックというゲームは、“攻略法が存在するギャンブル” として昔から注目されてきました。

アメリカの学者たちが、データを分析して数々の攻略法を発表してきたのです。


そういう意味では、“もっとも勝てる可能性のあるギャンブル” と言えるかもしれません。


ちなみに、さきほどの「レインマン」で行ったカードを全て暗記していくやり方は、 “カウンティング” と呼ばれる手法(攻略法)になります。

実際に、マサチュ-セッツ工科大学の学生たちのチームがこの攻略法実践し、カジノに大損害を与えたことがあり、この実話は「ラスベガスをぶっつぶせ」という映画にもなりました。




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